「スマホ噛みしめ」にご注意ください。
最近、メディアで「スマホ老眼」が取り上げられております。長時間のスマホ操作で色々な症状が身体に起こるようです。他にも「スマホ首」「スマホ指」「スマホ巻き肩」があるそうですが、これに関連して、にしざわ歯科ではスマホをし続けることで、無意識に噛みしめてしまう「スマホ噛みしめ」に注目しています。
スマートホン(スマホ)を見ている姿勢で頭の角度が前傾しすぎると、頭の重さで、上下の歯列が自然に噛みしめ状態になってしまいます。
なぜ「噛みしめ」がいけないのでしょうか?通常人は、上下の歯が接触している時間は1日24時間中20分ぐらいといわれています。無意識に噛んでしまう症状をTCH(ティースコンタクトハビッツ)といい、1日に7時間以上噛みしめていらっしゃる方もいるそうです。
もともと歯を支えている歯周組織は、咀嚼で、食塊を通してリズミカルで軽いタッチを反復することで、局所への血行を促し細菌の侵入に対しての抵抗力を増して、この弱い力が弾力性のある健康な顎の骨を作り上げていきます。
噛みしめは、上下の歯が弱い力でも持続的な接触があると、周辺の毛細血管が消失してしまい、抵抗力が減弱してしまいます。
このTCHの治療は、現在のところ、睡眠時以外は、自分の日常の動線の中に、「噛んではダメ!」のような、気づくような付箋を貼っておくこだとされています。
日常、何気なく行っているしぐさも、実は歯に大きな負担をかけていることもあります。
充分にご注意ください。